はらぺこあおむし
本物のアオムシを見つけたら飛び上がって驚くのに、このあおむしを見つけるとうれしくなって手に取ります。最近はグッズも増えて、世界一有名で愛されているあおむしです。
絵の具を塗った薄い紙を何枚も重ねて描かれるエリック・カールの絵は、一目ですぐ分かるほど独特で美しく、もはや発明品と思えます。
月曜日から徐々に食べ物が増えていく階段状のページや、食べられた跡のパンチ穴など、色彩だけでなく紙面の工夫も施されていて、視覚と仕掛け両方の魅力を併せ持つ絵本です。
息子が保育園1歳児クラスの時、先生が歌付きで読み聞かせをしていて、「歌があるんだ!」と驚きました。あおむしが順に食べて行く様子をのっそりのっそり歌っていて、この絵本にぴったりの歌でした。4歳児クラスの娘も「しってるよ!」とズイズイやって来て、「げっつよーび~」と歌って教えてくれました。
歌のおかげか、1歳だった息子はよく一人でこの本を開いていました。
赤ちゃんでも十分楽しめる本なので、ボードブック版がおすすめです。
はらぺこあおむし
エリック・カール:作/もり ひさし:訳
偕成社
リンク