ノンタン ぶらんこのせて
ノンタンシリーズの第1作目です。
子どもたちがみんなノンタン大好きなのは、きっとノンタンが子どもそのものだから!楽しいことは楽しいし、やりたいようにやりたいし、まわりの事はおかまいなし。でもそれでちょっと失敗してしまい、「あれ?」と気がつきます。
ぶらんこに乗ったノンタンも、楽しくてなかなか終われません。後ろにお友達が並んでいても気にしません。そこで、実は3までしか数えられないノンタンと一緒に、みんなで楽しく10を数えて交替します。しかもかわいいおまけつきです。
「かわってー」「まだまだー」のやり取りは、幼児期の遊びでは本当によくあります。社会性を教える絶好の場ではありますが、子ども本人が必要性を感じていないので、なかなかの難題です。
そんな中、ノンタンと他のお友達の様子を外から見る事で、自分以外にも気がつきます。楽しそうなノンタンと、困っているお友達。
すると実際の場面でも「必要性」はわかってくれます。交替できるかどうかは別ですが…。
ノンタンシリーズは、そんな子育ての小さなきっかけをくれる本です。
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