いやいやえん
『ぐりとぐら』作者コンビのデビュー作です。
『けんたうさぎ』で初めて児童書の読み聞かせをしてみて、3歳、5歳の息子と娘が楽しそうに聞いていたので、次の本に選びました。
文字が多くなるので、子どもたちが聞き続けられるか心配でしたが、最初の章で心をがっちり鷲づかみ!
とにかく“しげるちゃん”がワルなのです。
保育園の決まりをことごとく破って、うわばきを手にはいて顔をなでたり、髪の毛についた紙くずをほうきではいたり、ぬれた手で拍手をしたりするのです。
そんなしげるちゃんの悪行に、聞いている子どもたちは大爆笑!
「わるい〜」とかなんとか言いながら笑っていました。
保育園という日常で、しげるちゃんの自由な発想の世界を行ったり来たりします。
そんな、無さそうでありそうな世界に子どもたちも一緒に入り込んで、自然と楽しんでいました。
いやいやえん
中川 李枝子:作/大村 百合子:絵
福音館書店
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